さくらの森動物病院コラム

わんちゃん・ねこちゃんのお役立ち情報を定期的にお届けします

猫は“こだわり派”?猫ちゃんのごはんのお話

こんにちは🐶😸

さくらの森動物病院です🌸

 

ねこちゃんは巷で「グルメ」なんて言われたりしていますよね。

なんでもパクパク食べてくれる子もいますが、

中には「決まったものしか食べてくれない😅」

「昨日までは食べていたのに、今日は急に食いつきが悪い😨」
「新しく買ったフードを全然食べてくれない😱」など

ごはん選びに悩んでいる飼い主さまも少なくないはず・・・

 

今回はそんな“ごはんの悩み”についてお話してみたいと思います。

 

猫は犬に比べて、食へのこだわりが強い動物と言われています。

  • におい
  • 食感
  • 鮮度
  • 温度
  • 食器の形
  • 食べる場所  など

さまざまなことに敏感で、少しの変化でも食欲に影響することがあります。

今回は、猫の“食べムラ””食のこだわり”について、原因や工夫のポイントをご紹介したいと思います。

 

 


🏠 猫は環境の変化にとっても敏感

 

猫は警戒心が強く、環境の変化に敏感な動物です。

 

例えば、

  • 家具の配置が変わった

   → 普段と違った雰囲気に落ち着かない子もいます

  • 来客があった

   → 来客者が帰ったあとでも、においなどが残っていると警戒してしまいます

  • 近所で工事などが始まった

   → 人間よりも音や振動にストレスを感じやすいです

  • 新しい家電を取り入れた

   → 人間には聞こえない機械音や振動を敏感に感じてしまいます

 

人にとっては小さな変化でも、猫には大きなストレスの要因になることがあります。

 

 

さらにこれからの梅雨時期は、

  • 気圧の変化
  • 湿度の上昇
  • 室温変化

なども重なり、なんとなく食欲が落ちる子もいます。

「わがままかな?」と思っていても、実は環境ストレスが関係していることも少なくありません。

 

 


🍚 “昨日まで食べていたのに…”は猫あるある

 

猫では、「今までのフードを急に食べなくなる」ということがよくあります。

これは単なる気分だけではなく、

  • フードのにおいの変化
  • 酸化による風味低下
  • 保存状態の変化

などを敏感に感じ取っている場合があります。

特に開封後のドライフードは、湿気や空気に触れることで少しずつ風味が変化します。

また「新しいもの好き」の子も多いので、小分けタイプのフードをローテーションで与えてみたり、保存容器にフードと出汁パックなどを一緒にいれておくと簡単に香りづけができるのでおすすめです。

 

「このごはんの気分じゃないにゃ・・・」



【 フード保存のポイント 】

  • 高温多湿を避ける
  • 開封後は密閉して保管する
  • 小分けタイプを利用する
  • 長期間の保存を避ける

梅雨時期はフードが湿気を吸いやすいため、普段以上に保存方法に注意が必要です。

 

 


🏥 “偏食”と思っていたら病気が隠れていることも

 

食べムラや偏食の原因は、単なる好みや環境要因だけとは限りません。

 

例えば、

  • 歯周病や口内炎
  • 腎臓病
  • 胃腸の不調
  • ストレス
  • 加齢による嗅覚低下  など

「食べたいけど食べられない」状態になっていることもあります。

 

特に、

  • 好きだったおやつも食べない
  • フードのにおいは嗅ぐが食べない
  • ウェットフードだけ食べる
  • 食べる量が少しずつ減っている
  • 食べこぼしが増えた

といった場合は、病気や何かしらの不調がある可能性があります。

様子を見すぎず、一度病院での体調チェックをおすすめします。

 

 


🐾 “食べてもらう工夫”も大切です

 

猫はとても繊細な動物ですが、ちょっとした工夫で食欲が戻ることもあります。

 

【 食べやすくする工夫 】

  • フードを温めたり、香りをたたせてみる

    → 野生の猫たちは生きた獲物をその場で食べる生き物なので、

     より体温に近い食べものを好むと言われています。

      また温めることにより香りもたつので、食欲を刺激してくれます。

  • 開封したてのフードあげてみる

    → 開封してから時間が経つと香りや風味が変化してきます。

      小袋サイズでできるだけ新鮮なものを与えたり、大袋のものでも

      小分けにして真空パック保存してみるのもおすすめです。

  • 食器の形状や高さを変えてみる

    → 猫は食器にヒゲが当たるとストレスを感じることがあります。

      浅くて口の広い食器に変えてみたり、食器の高さを調整してあげると

      食べやすくなることもあります。

  • 食事場所を静かな環境にする

    → 周りの音や振動が気になってしまい食べられない子もいます。

      窓や家電の近く、他の同居動物と食事場所が近い、お子さんが走り回ったり

      ちょっかいを出してしまう・・・など。

      猫ちゃんが落ち着いて食事ができる場所を確保してあげましょう。

 

 

💉 健康チェックも大切です

 

猫は体調不良を隠すのが得意な動物です。

「なんとなく食欲が落ちた」
「少し痩せた気がする」

そんな小さな変化の中に、病気のサインが隠れていることもあります。

また「いつもより大人しい」「水をよく飲む」「嘔吐の頻度が増えた」など他の症状もみられるようなら、早めの受診を検討してみてください。

 

特に7歳を過ぎたシニア期からは、年2回の定期的な健康診断をおすすめしています。

 

「健康診断がんばるにゃ!」

 

猫はとても繊細で、“食”にも強いこだわりを持つ動物です。

  • 環境の変化
  • フードの保存状態
  • 湿気や気温
  • ストレスや体調変化

など、さまざまな理由で食欲が変化することがあります。

「ただの偏食かな?」と思っていても、体調不良のサインが隠れている場合もありますので、気になる変化があればお気軽にご相談ください。

 

6/30までは春の健康診断キャンペーンも実施しておりますので、

この機会にぜひご活用ください(*^^*)

 

大切な愛猫ちゃんたちが毎日おいしくごはんを食べられるよう、

一緒に健康管理をしていきましょう✨