さくらの森動物病院コラム

わんちゃん・ねこちゃんのお役立ち情報を定期的にお届けします

お口の健康、見直してみませんか?

こんにちは🐶😸

さくらの森動物病院です🌸

 

 

9月は「動物愛護週間」があります。

大切な家族であるわんちゃん・ねこちゃんと暮らす私たちにとって、

この機会に改めて健康について考えてみる良いタイミングではないでしょうか。

 

では「健康管理」とはどんなことを思い浮かべますか?

 

・どのようなものを食べているか

・適度な運動はできているか

・ワクチン接種や寄生虫対策などの予防医療はできているか

・定期的な健康診断を受けているか

などを思い浮かべる方も多いと思います。

 

もちろん、どれも大切な健康管理になりますが・・・

実は「お口の健康」も全身の健康を維持する上でとても重要なポイントです。

 

ということで今回は、

わんちゃん・ねこちゃんのお口の健康についてお話してみたいと思います。

 

 

🦷 お口のトラブルはとても身近な病気です

3歳以上の犬猫のうち、80%以上は歯周病に罹患していると言われています。

歯周病は、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が原因で起こる病気です。

歯垢がそのまま残っていると歯垢が徐々に歯石へと変化していきます。

そこへ細菌が増殖することで歯肉に炎症が起こり始めます。

初めは軽い歯肉炎でも、進行すると歯を支える骨が溶けたり、

歯が抜け落ちたり、痛みが伴ってくることもあります。

「まだ若いから大丈夫」と思わず、早いうちからお口のケアを始めることが大切です。

 

 

🔎 こんなサインはありませんか?

お口のトラブルはなかなか気が付きにくいこともあります。

次のような変化が見られたら、一度口腔内の状態を確認してみましょう。

 

  • 口臭が強くなった

  • 歯が黄色や茶色になっている

  • 歯肉が赤い

  • よだれが増えた

  • はみがき時に出血するようになった
  • ごはんの食べ方が変わった

  • 硬いフードやおやつを嫌がる

  • ごはんを口からこぼす  など

 

「元気や食欲があるから大丈夫かな?」と思っていた小さな変化が、

お口の病気のサインであることもあります。

 

 

💡 犬と猫では現れ方が少し違います

🐶わんちゃんの場合

犬では歯石が付きやすく、口臭をきっかけに歯周病が見つかることがよくあります。

小型犬は歯が密集しているため歯垢がたまりやすかったり、口が小さい子は歯が磨きにくかったりします。

また、硬いおもちゃや噛む力が強い子では、歯が欠けたり折れたりすることもよくあるので注意が必要です。

 

🐱ねこちゃんの場合

猫では口内炎や歯肉炎による痛みが問題になることがあります。

こんな様子はありませんか?

  • 食欲が落ちた
  • 食べたいのに食べられない

  • 食べる時に顔を傾ける

  • ごはんをこぼす

  • 毛づくろいをしなくなった

  • 口を気にしてクチャクチャしたり、前肢で掻こうとする など

猫の食欲低下は内科的な問題のこともありますが、実はお口が痛かったという場合もよくあります。

 

 

🏠 おうちでできるデンタルケア

歯周病予防で最も重要なのは、毎日の歯みがきです。

とはいえ、最初から上手にハミガキできる子は多くありません。

 

まずは、お口周りに触ることに慣れるところから始めましょう。

お口周りを優しく撫でてみたり、口唇をめくってみたり・・・

嫌がるようなら無理をせず、時間をかけてゆっくり慣らしてあげることが大切です。

 

お口を触らせてくれることに慣れてきたら、ステップアップしてみましょう。

歯みがきシートで歯の表面の汚れを拭きとったり、

ペット用の歯磨き粉をつけたハブラシを舐めさせたり・・・

ご褒美をあげながら「 歯みがき = 美味しいもの・嬉しいもの 」と教えてあげましょう。

 

そして最終的にはハブラシで歯を磨く練習をしてみましょう。

はじめは歯を磨かずにハブラシが歯に触れるところからスタートします。

おやつなどのご褒美をあげながらで大丈夫なので、ハブラシが歯に触れたらご褒美。

歯を1本磨けたらご褒美・・・前歯を磨けたらご褒美・・・といったように、少しずつ磨ける範囲を広げていきましょう。

 

無理をしてしまうとお互いに歯みがきの習慣が負担になってしまいます。

一気に全部磨こうとせず、「今日は右側だけを磨こう」「今日は前歯と犬歯だけ磨いてみよう」など2~3回にわけても大丈夫です。

 

大切なのは、その子のペースに合わせて進めることです。

 

デンタルガムやデンタルフードなども補助的なケアとして役立ちますが、歯みがきの代わりにはなりません。

歯みがきを毎日少しずつ続けることが、お口の健康につながります。

 

 

👿 歯石になってしまうと…

歯垢が歯石になってしまうと歯みがきで取り除くことはできません。

歯石が多く付着している場合は、動物病院にご相談ください。

一度ついてしまった歯石の除去は麻酔下での処置をおすすめします。

 

一方で無麻酔で歯石を削り取る処置はおすすめしません。

一見キレイになったように見えますが、1番大切な歯周ポケットの中の汚れまでは除去できなかったり、口腔内や歯の表面を傷つけてしまう危険があります。

 

 

歯周病は進行すると口臭や歯肉炎のみならず、歯の周囲の骨が融けてしまったり、場合によっては顎の骨が折れてしまうこともあります。

さらに口腔内の悪い細菌は血流にのって全身に運ばれ、心臓・腎臓・肝臓などに悪影響を及ぼします。

 

お口の健康は、毎日の食事や生活の質に大きく関わっています。

「まだ若いから」「歳だから仕方ない」と思わず、日頃からお口の状態を気にかけてあげましょう。

 

歯周病の最大の予防方法は歯ブラシによる歯みがきですが、歯ブラシでのケアが難しい子も多いと思います。そういった場合にもデンタルケアを諦めず、その子に合った方法でのケアを考えてみましょう。

当院でも歯ブラシ以外に、デンタルシート・デンタルジェル・口腔内の善玉菌サプリメント・内服などデンタルケアの助けになるような方法をご相談いただけます。

 

 

口臭や歯石、食べ方の変化など些細な事でも何か気になることがありましたら、お気軽にご相談くださいね。

 

また9月から「秋の健康診断キャンペーン」が始まります。

各種コースが10%OFFになるお得なキャンペーンです✨

口腔内のチェックやご相談と一緒に受けられますので是非ご活用ください♪

 

詳しい内容は「お知らせ」に掲載しております(*^^*)

sakuranomoripcinfomation.hatenablog.com