こんにちは、さくらの森動物病院です。
9月に入り、日中はまだまだ暑さが残るものの、
朝晩の風に少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたね🍂
今月は「敬老の日」もあり、
『 長く健やかに生きること 』に目を向ける良いタイミングです。
私たちの大切な家族であるわんちゃん・ねこちゃんも、
人間と同じで年齢とともに身体や心にさまざまな変化が現れてきます。
そこで今回は、わんちゃん・ねこちゃんたちの
“シニア期”に見られる変化とケアのポイントをまとめてご紹介します。
🐾 うちの子はもう「シニア」?
- 犬の場合:小型〜中型犬で7歳頃から、大型犬は6歳頃から
- 猫の場合:7歳頃から
見た目はまだ若々しくても、体の中では関節や筋肉、内臓の変化や
代謝機能の低下、感覚機能の衰えが少しずつ始まってきています。

🩺 シニア期に見られやすい変化って?
🐶わんちゃんの場合
- 昼間によく寝ていて、夜に起きていることが増えた
- 歩くスピードがゆっくりになった
- 音や呼びかけへの反応が鈍くなった
- よく家具や物にぶつかるようになった
- 食欲が落ちた、ムラが出てきた
- トイレの失敗をするようになった
- 急に吠えたり、落ち着きがなくなった
🐱ねこちゃんの場合
- 食欲や食事回数が減った、食欲にムラがでてきた
- 水をよく飲むようになった、逆に飲まなくなった
- トイレの回数や色、量に変化が出てきた
- 被毛のツヤがなくなってきた
- 夜に鳴くようになった、落ち着きがない
- 高いところに登らなくなった
- グルーミングが減った
これらは加齢による自然な変化かもしれませんが、
単なる「老化のサイン」だけではなく
なにか他にも病気などが隠れている場合もあります。
早めに対応することで早期治療につながったり、
ペットのQOL(生活の質)を保つことができます。
🍂 今秋から始めてみよう!シニアペットの快適ケア
① 健康診断で“体の中から”チェック
見た目では分からない変化もたくさんあります。
まずは健康診断で体の中からチェックしてみましょう!
シニア期までは年1回、シニア期に入ったら年2回を目安に受けてあげると安心です。
今月から11/30までの間、『秋の健康診断キャンペーン』を実施しています。
期間中は普段の10%OFFで健康診断が受けられますので是非ご活用ください✨
定期的な健康診断は病気の早期発見と安心の第一歩になります。

② 生活スタイルをやさしく調整
【 お家の中の工夫 】
階段や段差を避けられるような工夫をしてあげたり、
食器の高さや、ベッドやトイレの配置などを見直してみましょう。
足腰が弱くなってくると移動が億劫になってしまったり、
体の柔軟性が衰えていくと今までの食器の高さだと食べにくかったり・・・。
普段の様子をしっかり観察しながら、
その子に合った生活空間にやさしく調整してあげましょう♪
【 生活の中の工夫 】
散歩時間や回数を見直してみましょう。
高齢だからとお散歩を控えたりしてしまうと、
筋力の衰えや認知機能の低下につながってしまいます。
長距離が疲れてしまう場合には短いお散歩を何回かに分けて行ってみたり、
歩くことが大変であれば気分転換や刺激になるように
抱っこやカートでお外の空気や景色に触れさせてあげましょう♪
猫ちゃんも短時間のおもちゃ遊びや、
あまり自分で毛づくろいをしなくなった子には
軽いブラッシングなどをしてあげるのも良いと思います♪
わんちゃん・ねこちゃんどちらも、「ゆっくり穏やかに」が大切です。
急にいろいろなことを変えてしまうと混乱してしまう子もいると思うので、
その子の様子を見ながらゆっくり少しずつ工夫してあげるようにしましょう。
③ 食事の見直しと水分ケア
例えばシニア用フードへの切り替えや、
関節・腎臓などをサポートする栄養設計のものも活用してみましょう。
また猫ちゃんは水分不足に陥りやすいため、
水飲み場を増やしたり、ウェットフードを取り入れるのも有効です。
④ 心と脳のケアも忘れずに
知育トイややさしいコミュニケーションで脳への刺激を与えましょう。
また普段のフードにも認知機能をサポートする成分が含まれているものもあります。
当院にもサンプルフード(ロイヤルカナン・ピュリナ)がございますので、
気になる方はお気軽にお声掛けくださいね(^^)
🍀 シニア期も“その子らしく、穏やかに”
最近では飼い主さんの意識の向上や質のいいフード、医療の進歩などにより
みんな若々しく元気に長生きしてくれるようになりましたよね。
長く一緒に過ごせるようになったということは、
その子たちが年齢を重ねていく姿を長く見守るということ。
その日々が穏やかで、やさしいものであるようにお手伝いできればと思います。
秋の始まりに、大切な家族の“これから”を一緒に考えてみませんか?
